五山送り火・上木屋町 幾松
2015年 08月 17日
五山送り火の昨日は、去年と同じく雨模様。
傘をさしたり、しまったりしながら、盂蘭盆会らしく、三本えんま堂のえんま様をお参りしてきました。
初めて行ったのですが、塔婆流しをしたり、鐘をついたりして、信心深かったおじいちゃんがあの世で喜んでくれた事と思います。
私もなんだか、とても楽しかったです。
その後、あの世と繋がる「篁(たかむら)の井戸」がある六道珍皇寺と、その近くの六波羅蜜寺で空也像も見てきました。
何か写りそうで、写真が全然なくてごめんなさい。
後から知ったのですが、三本えんま堂も、六波羅蜜寺もおじいちゃん(母方)の真言宗のお寺だったせいか、とても居心地良く感じました。
私は中学生レベルの歴史の知識しかなく、仏教にも美術にも造詣がないのですが、お話を伺うと、とても面白い。知らないことは、損なことだな~といつも思います。
こちらは、幕末の維新、桂小五郎の奥さんだった松子さん(幾松)の名前を取った料理やさんで、200年以上前の建物が使われています。
ここでまた、歴史ものに疎い自分がはがゆい。。。
花燃ゆもみてないし。。。(悔)。
この天井の裏には、大きな石が仕込んであって、同じ部屋にある袋棚にある網をひくと、天井ごと落ちてくる仕掛けになっていたそうです。
小五郎が隠れたながもちなんかと一緒に、食事の前に当代店主がお部屋の説明をしてくださいました。
送り火のこの日は、川床料理も特別料金だったらしく、お料理も格別です。
豪勢なお料理を、せっかくなのですべてのせます。
*食前酒、先付、八寸。
先付は 京野菜 雲丹 毛蟹あえ
泥新引粉揚げ 海老塩蒸キャビア 鮑柔らか煮 唐墨大根 かじの葉
鮑やわらかかった~。
海老の背中に、キャビアがぎっしりでした。
そうそう、川床料理ですが、雨がぱらついてきたので、急遽お座敷に移動になりましたよ。
食事の前に、大の字があしらわれた葛饅頭とお抹茶もいただきました。
すでに胸もお腹もいっぱい気味に。。
*焼き物 天然鮎塩焼 岩梨 夏ずきん 葉地神
どうやら夏ずきんって、枝豆のことですね。
八坂神社のお神酒を盃になみなみと注ぎ、山の大の字を盃に映して飲むと1年の無病息災が約束される、というもの。
コツは、なみなみと注ぐことと、盃を目の高さまで上げること。
先祖の精霊を送るための大文字ですが、みんな自分の無病息災に必死!
もちろん、ばっちり映して飲むことができました!
*梅ちりご飯 針大葉 五種盛
お土産に、私の大好きな水色の包み紙、末富さんの大煎餅をいただいて、帰りました。
新幹線とタクシーで、ドアtoドアできっちり1時間でした。
近くてワンダフルな京都でした。
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by fm_k
| 2015-08-17 15:10
| *Diary