薬剤師の綴る、美容と健康ときどきヨット。
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夜噺の茶事

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「夜噺」よばなし、と読みます。12月〜2月の一番寒い季節、日が落ちてから茶事を行います。

お茶の文化が栄えたのは江戸時代。もちろんファンヒーターも電気もない中、亭主は手燭と行灯と、粗飯を用意して客を迎えます。
月明かり、雪明かり、炭火と蠟燭の明かりと温かみを楽しむのです。

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茶室に用意されているのは短敬(たんけい)と呼ばれるものです。
残念ながら暗さのあまり写真が手ぶれしてしまいました。


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まずは甘酒から。
寒い路地を抜けてきた客に暖まってもらいます。

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続いて椀とご飯もの(蒸し寿司を用意しました)を出します。

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Sさん作の角煮。

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先生のお大根とIさんの柚味噌。


以前読んだ池波正太郎の随筆の中で、著者が昔を再現してもらうため、暖房もなく、和蠟燭の明かりの中、境内で食事をした事が書いてあり「指の先まで凍りつくような寒さと暗がりの中、温かい椀を口にした瞬間どれだけ心がほぐれた事か。静寂の中、確かに○○(小説の中の主人公の名前でしたが忘れてしまいました)が経験した音を私も聴いた」。といったような文章がありました。


この夜噺がまさしくそうで水屋の明かりも1本の蠟燭のみ。暗がりのなか温かいものを温かく、お客様にお出しする事や、炭火の暖かみがどれだけの心遣いだったか身にしみて分かりました。

半分お台所のIHの力も借りたというのに、タイミングを間違い椀ものを冷やしてしまった私は江戸時代なら打ち首になっていたかも知れません。



何もかもが便利な今の時代に、良い経験ができました。





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by fm_k | 2012-02-15 10:17 | *Living | Trackback | Comments(3)
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Commented by chacapoko at 2012-02-17 18:41 x
こんばんは
夜咄の茶事。祖母がお茶命の人でしたので、我が家でもお客様をお呼びしてしたことがあります。
和蝋燭のゆらゆらゆれる光。なんともいえない雰囲気ですね。
御懐石もお出しするタイミングやご飯の炊き加減も難しいですが、お茶事はいいものですね・・・
母と私の子育てが一段落したら家でまたしたいね・・・と
ついこの間話してたところにKAYOさまのブログ。
早くできるようになりたいなぁ・・・
またその時は来てくださいね。
Commented by ごろへっへ at 2012-02-19 22:59 x
素晴らしい文化ですね。大事にしたいですね。
Commented by fm_k at 2012-02-22 18:16
chacapoko様こんばんは。
お祖母様のお道具を使って、お茶事が出来れば素晴らしいですね。
ぜひぜひ、お呼びくださいね^^

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